空き家活用まちづくりPROJECT




浅口市寄島町・国頭地区は、瀬戸内海に面し、古い町並みが残る地域です。

昔は漁村集落として多くの人が住み、たくさんのお店があり、今より賑わいがありました。
今は空き家が多く、若い人が少ないことが悩みです。
山側の道路が細く、駐車場が確保できないため、新しい入居者が見つからないのです。



平成28年度、空き家を活用したまちづくりができないかと、備中県民局受託事業「人づくり地域づくり応援隊事業」に応募し、採択されました。
学生の人材育成などを目的とした事業です。
まちづくりに興味のある学生に来てもらい、一緒に国頭地区の未来について、考える機会をつくりました。

空き家活用まちづくりPROJECT

平成28年、11/26・27、現地研修が行われました。
岡山県内の12名の学生が、国頭地区に訪れ、地域の皆さんからお話を聞きながら、まちを歩きます。
「外に置いてあるお風呂の中に金魚がいる!」「空き家でいろんなことができそう」細い路地を歩きながら、興味津々。
地域にとって悩みである「空き家」を、外から来た若者はポジティブにとらえ、アイディアを膨らませてくれました。



地域の方と学生たちとの交流も深まりました。
お別れのときには「また来いよー!」「帰ってこいよー!」という言葉が飛び交うほど。
(実際に後日、卒業旅行先に国頭を選び、再訪してくれた学生も!)
交流という観点からも、地域の方にとっても、学生にとっても、大切な機会になりました。




2週間後、「空き家活用まちづくりPROJECT」提案発表会で、学生たちが国頭地区の空き家活用案を発表してくれました。
講師としてきていただいた山下敬広さんから提示された、
「◯◯×△△+空き家=『    』」
という共通テーマに基づき、考えてもらいました。

①チーム だんだん
森山智弘くん  小西隆太くん   中柄愛さん
「歴史・文化」×「マルシェ(市場)・宿泊」+空き家=『まちを知ってもらうきっかけづくり』

②チーム 海辺の四郎
福本雅美さん  久保田英樹くん 中村允彦くん
 「防災」×「集い」+空き家=『町の拠点』

③チーム Enjoy
大庭将敬くん  原野愛奈さん   小引裕登くん
 「特産品」×「道の駅」+空き家=『集楽』

④チーム アジフライ
玉田匠くん   西井滉一くん   工藤あゆみさん
「路地」×「遊び」+空き家=『路地遊びのまち国頭』




発想力豊かなこういった提案は、地域の皆さんにとって「空き家」の可能性に気づくきっかけになりました。

平成29年度も「空き家活用まちづくりPROJECT」は継続中です。

地域の人達の動きの中で2軒、使用可能な物件が見つかりました。
平成29年度は、6人の学生と、国頭地区の空き家活用について考えていくことになりました。
昨年度の学生さんのアイディアを元に、使用可能な物件を掃除したり、イベントを企画中です(イベントは2月4日開催予定)。

★講師として参加してくださった山下敬広さんも「空き家活用まちづくりPROJECT」についてまとめてくださっております。
http://y-cad.com/category/kunitoproject/



一般社団法人moko'aはこういった、浅口市内の地域活動のお手伝いを行っています。
お困りのことがあられましたら、ぜひご相談ください。

一般社団法人moko'a


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